ダイニングのカラーは、暖かみのある色で食欲増進。
私たちの回りにあふれるカラー(色)。ファッションやインテリアの色が、人の生理や心理に影響することはご承知のことと思います。また、風水の考え方を取り入れて、家の間取りやインテリアをお決めになる方もおられますよね。
ココクラでは、インテリアを中心に、カラーや風水、コーディネートのワンポイントアドバイスをして行きます。
今回は、家族のコミュニケーションや健康に関わる大切な部屋、ダイニングルームのカラーについてお話しします。
ダイニングルームは、文字通り食事をする部屋です。食欲をそそり、料理を美味しくいただける色の代表は、暖かみのあるオレンジ系、サーモンピンク系、ブラウン系などです。これらを一般的に『暖色』と呼びます。
逆に、パープル色や寒々しいブルー系は、食欲を減退させます。これらは『寒色』です。
もちろん、色相(色の種類:例えば黄色味のある青と赤実のある青など、青にも多くの青がありますよね。それを色相といいます。)やトーン(色調:ベースとなる色相に黒を混ぜたり、白を混ぜたりすることで、色調が変わります。この色調のことをトーンといいます。)によって、感じ方が変わります。あくまでも原則ということでご理解くださいね。
話を元に戻しますと、
暖色系でダイニングルームをコーディネートする際は、カーテンやテーブルクロス、ランチョンマットなどのファブリック類は、面積の大きなものを淡い色にし、小さなものは少し濃い色にしてアクセントとして使うことでバランスが取れます。
また、料理と食事がメインになるダイニングは、とにかく「清潔感」と「暖かみ」、「くつろぎ感」がキーワードとなります。
天井や壁は、清潔感のある白やアイボリー、家具などの木製品は、明るめの色を選ぶと失敗ないでしょう。
さらに、照明も最も自然光に近い「白熱ランプ」の光源がベスト。
なぜなら、白熱ランプは、柔らかく暖かみのある色で、陰影ができ、立体感が強調できるのが特徴。くつろぎ感やムードを演出し、料理を美味しく見せる効果があるからです。加えて、自律神経を刺激して、消化を助ける作用もあるそうです。
消化を助ける意味では、テーブルクロス丈を長めにするなどして、足元を暖かくすると、さらに消化が促進されるそうです。足元暖房でもいいですね。
確かに、寒いと落ち着いて食事どころじゃなく、急いで食べてしまいそう。結果消化に悪いかもですね・・・。
あと、夏と冬では、色の感じ方、暑さ・寒さの感じ方も変わります。
出来たら季節でファブリック類(生地類)を替えるなどすると、気分も変わるし、あと半年で洗濯することで「きれい」も保てますよ。
色の温度については、また改めて書きたいと思います。
それでは、また!
この記事へのコメントはありません。