GDPが日本の1／20のブータン王国では95％の人が「自分は幸福である」と感じています。それはお金ではなく人間関係の平和と交流を重視しているからであります。日本はお金持ち＝幸福という図式がインプットされ「お金持ちでないと恥ずかしい」「お金持ちでないと生きている価値がない」なんていう極端な価値観まで蔓延しています。これは、政府が広告代理店、マスコミを介して行った貧乏脳への洗脳。すべての人がもっと意識的にIQを上げて、政府や広告代理店などの恣意的な考えを察知し、その考えをいち早く捨て去り、その裏に隠されている事実を見極める力を持つことが「貧乏脳」からの脱出方法、つまり「金持ち脳」をつかむ方法なのです。

3:33~あなたの中の「貧乏脳」とは何か？

【重要なポイント】
１．「不満足脳」と「低自己評価脳」という２つの脳の働きが、貧乏脳を形成して行く。たとえ収入が低くても、支出が少なければ金持ちで、高収入を得ていても支出が多ければ貧乏である。
収入が少ないのに少しも貧乏に見えない人は、収支のバランスが取れているからである。
２．使うお金が、きちんと収入の中におさまり、ほんの少しの余剰がある。こういう人の脳は、持っているお金の絶対量に関係なく「金持ち脳」といえる。
３．お金が減ると貧乏になるのではない。欲望が増えると貧乏になるのだ。
だから今日の日本人はお金持ちなのに貧乏なのである。

「金持ち脳」は自分でつくれるのです！！
エフィカシー（自己能力の自己評価）の低い人、エフィカシーの高い人。

11:24~「貧乏脳」から「金持ち脳」へ乗り換える方法

【重要なポイント】
１．金持ち脳になるために一番重要なのは、収入を増やすことではなく支出をコントロールすることである。
貧乏と感じるのは収入のせいでも不景気のせいでも、収益の上がらない職業のせいでものない。必要なのは、自己コントロール能力である。
２．僕らがいつも支出をコントロールできないのは世の中には「貧乏脳」を増幅する仕掛けがあるからだ。テレビなどの各種メディアと広告業が消費行動に走らせるからなのだ。だから、テレビを捨てよ。モノを買う時はその値段は「機能」についたものか「装飾」についたものかをいつも自問自答せよ。

16:52~金持ち脳になるための最短経路

【重要なポイント】
１．やりたくない仕事をしている人は、最も貧乏脳になる危険性がある。
やりたくない仕事をしている人は、仕事の外に満足を求めようとするため、「仕事で我慢している分、稼いだ金で楽しみたい」と、どうしても支出が多くなりがちである。
２．金持ち脳になるいちばんの王道は、仕事から満足を得ること、そのためには好きな仕事をすることである。
やりたいことをやっている人の生産性は、やりたくないことをやっている人の生産性の実に数百倍である。
３．本当に満足できる仕事であれば、決して貧乏脳にはならない。
個人にとって一番の財産は「人生時間」である。
生きている時間を如何に満ち足りたものにして行くか。これが人生の価値を決める。
４．必要なのは、好きなことが仕事にできるのであれば、給料は下がっても構わないという思いである。
その仕事がその人の転職であれば、自然とお金が集まってくる。

要点をまとめると・・・

1限：あなたの中の「貧乏脳」とは何か？
2限：「貧乏脳」から「金持ち脳」へ乗り換える方法
3限：金持ち脳になるための最短経路
お金が減るから貧乏になるのではない。欲望が増えると貧乏になるのだ。
確かに昔の時代に比べれば、私たちは今とても豊かです。なのにみんなお金がないと感じている。
それは欲望が増えたからなんですね。沢山の魅力的なものが出てきて、そして私たちはテレビや広告によってそれらを欲しいと思わされている。だから「あれがほしい。」「これが欲しい。」といった欲望に取りつかれてどんどんお金を使ってしまい、自分は貧乏であると感じている。
金持ち脳になるためには、これらの欲望をコントロールしなくてはなりません。それには筆者が言うように欲望そのものを見ない様にするためにテレビを捨てたり、近づかないことです。
何故なら、私たちは知らないものを欲しいと思うことは無いからです。こうやって自分を防衛しないと、どんどん余計な物を欲しいと思わされ、支出が増えて行く生活になってしまう。
そして、3限で解説した様に「金持ち脳」に変えるには、好きなことを仕事にするのが一番早いということです。
その理由は２つ。
１．好きな仕事をしていれば、仕事から満足感が得られる。→無駄なお金を使うことが減る。
２．やりたいことをやっていれば、生産性が数百倍になるわけなので、結果として稼げるようになる。
しかしながら、誰にでも通用する自分の好きなことを仕事にする方法はありません。
これは個人がひとりひとり何とかして見つけるしかありません。

24:41~【おまけ】自分の好きなことを仕事にする唯一の方法とは？

それは、トライ＆エラーです。試行錯誤です。
とにかく何がうまくいくか分からないし、世の中にはどんなニーズがあるのかというのも実際にやってみなければ中々分からないので、とにかくトライ＆エラーで数を打って、自分の好きなことを仕事にする方法を見つけるということです。
これしか方法はありません。
どうしても好きなことを仕事につなげたいと思うのであれば、仕事が終わった後や、休みの日にコツコツと自分の好きなことを仕事にするためのトライ＆エラーをしなければならないでしょう。もちろんそれは簡単なことではありませんが、昔に比べると自分の好きなことを仕事につなげやすい環境は圧倒的に整っています。そして、この恵まれた環境を利用して、トライ＆エラーをした人の内の一部が、自分の好きなことを仕事にするという幸運を手にすることが出来るのです。確かに好きなことを仕事にするのは簡単なことでありません。無数のトライ＆エラーを一人でやらなければならないでしょう。
それは孤独な時間でありますし、誰にも相手にされない時間でもあります。周りの人からは「何やってるんだあいつは」「そんなことより土日を楽しめばいいじゃないか」と笑われるかもしれません。
しかし好きなことを仕事にするというトライ＆エラーをコツコツと行っておき、実際に好きなことを仕事にすることができれば、圧倒的なリターンが得られるし、自分の人生に満足して幸福な人生を送ることが出来ると思うので、トライしてみる価値は十分にあると思います。あとは個人の覚悟の問題です。あなたが自分の好きなことを仕事にしたいとどれだけ願っているのか、それが問われている訳です。

いかがだったでしょうか？
まさに好きなことを仕事にすることが出来る環境は整っています。恵まれた時代です。
個人で活躍している人も沢山います。
好きなことに夢中になれること自体が幸せなことです。
わたしも強く強く実感しています。
さぁ、勇気と冒険心で前に進みましょう。