自分の家を【赤毛のアン】風の内装にする4つの方法
『赤毛のアン』の物語は、発表されてから110年以上もの月日が経った今もなお、世界中の人々に愛されています。
『赤毛のアン』の物語を読んだことがある方なら、その自然に対する細かい描写に感動し、情景に想いを馳せ、一度はアンの住むグリーンゲイブルズ(「緑の切り妻屋根」の意)の家に憧れを持ったことがあるのではないでしょうか。緑色の屋根と真っ白なサイディングのコントラストが自然と溶け込むグリーンゲイブルズは、非常に印象的です。
本記事では赤毛のアンの世界観に触れながら、赤毛のアンの家のような内装を創り出すポイントを解説いたします。
赤毛のアンの物語とは?あらすじと舞台
赤毛のアンは、カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説です。舞台はカナダの小さな島、プリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズ(日本語で「緑色の屋根」という意味)です。アンはマシュウとマニラ兄妹の家で働くために孤児院からやってきます。孤児院から出たアンは友達や家族との絆を深めつつ、様々な葛藤や失敗を繰り返しながら、立派な女性に成長していく物語です。
赤毛のアンの舞台であるカナダのプリンスエドワード島は、カナダで最も小さい州であり、「世界で一番美しい島」とも言われています。
赤毛のアンの家「グリーンゲイブルズ」を再現した建物を参考にする
アンの家である「グリーンゲイブルズ」や景色を忠実に再現した建物が日本やカナダに存在します。これらをみて、どのような内装が赤毛のアン風の内装になるのか、みていきましょう。
赤毛のアンが住んでいたグリーン・ゲイブルズの家を再現された代表的な建物は下記の2つの場所にあります。
1.カナダ『プリンス・エドワード島国立公園』のグリーンゲイブルズ
こちらはカナダのプリンス・エドワード島の国立公園内にある建物。赤毛のアンの住むグリーンゲイブルズを再現して建てられたものです。
プリンス・エドワード島は赤毛のアンの作者、L・M・モンゴメリの故郷だけあって、その自然や情景は忠実に再現されています。
内装はこちら。作中に出てきた、同級生のギルバートの頭を叩いて割れた石板や、アンの親友のダイアナが「いちご水」と間違えて飲んで酔っ払ってしまったお酒など、細かい部分も忠実に再現されていて、物語のファンにはたまらないスポットとなっています。
★Zoom「グリーンゲイブルズ全室ツアー」
今週末12月19日(日)13時半~14時40分
全室案内、展示の小物も紹介。講師はプリンスエドワード島訪問23回。アンの服、『赤毛のアン』の編み物とパッチワークも写真上映
2805円、入会金不要https://t.co/z57hIY95n7
中日文化センター
☎0120(53)8164受付中 pic.twitter.com/aClCuYrcia— 松本侑子♥初の全文訳「赤毛のアン」 (@officeyuko) December 15, 2021
2.北海道芦別市「カナディアンワールド公園」のグリーンゲイブルズ
カナディアンワールド公園は、北海道芦別市にある民営公園です。
カナダのプリンス・エドワード島の国立公園内にある「グリーンゲイブルズ」を忠実に再現されています。
内装はこちら
https://www.instagram.com/p/CT4DfIbrxl1/?utm_source=ig_web_copy_link
アンといえばよく2階の自室の窓から顔を出し、頬杖をついて外の景色をみている姿が印象的ですが、こちらの部屋をみていると、そんな光景が目に浮かぶようです。
では、次から赤毛のアンの家の内装について解説していきます。
自分の家を赤毛のアン風の内装にする4つの方法
自分の家を赤毛のアン風の内装にするためには、まず赤毛のアンの家「グリーンゲイブルズ」の内装について深掘りしていきましょう。
赤毛のアン風の内装にする方法1.英国風の家具を取り入れる
歴史を見てみると、カナダはもともと先住民族が居住していましたが、1763年からイギリス領とされたため、街並みや建物は現在でも英国風の装いが主流になっています。つまり内装も、英国風のものを参考にすることで、自然とアンの家のものに雰囲気を似せることができます。
アンの住むグリーンゲイブルズの内装といえば、まず英国風の机や椅子をイメージします。これらはアン風の内装にする時に特に重要なアイテムなので、ぜひいくつか家の中の重要な箇所、例えば応接間やリビングなどに取り入れたいところです。
英国風インテリアでは、家具に天然木を使用するのが基本。
アンティーク家具や、アンティーク風に加工された家具を取り入れると、英国風の格式高さが演出できます。
先ほどご紹介した、北海道芦別市「カナディアンワールド公園」のグリーンゲイブルズ内の清潔感のある白色の家具や、猫脚家具と言われる脚の曲がった家具等を選ぶとクラシカルな雰囲気になります。
赤毛のアン風の内装にする方法2.部屋のベースカラーを白にする
アンの家の内装は白をベースカラーとしています。白を使用することで清潔感のある印象が生まれます。白を基準に統一感を出していきましょう。
作中、アンはたくさんの空想の世界を繰り広げますが、特に「白」はりんごの花が咲き乱れる並木道を「喜びの白い道( 歓喜の白路 )」と呼ぶこともあり、重要な色です。部屋のベースを白にしたり、家具を白にすることで、アンの世界に浸ることもできるでしょう。
赤毛のアン風の内装にする方法3.英国風を思わせる柄物を取り入れる
アンの家の内装は英国風ですので、ブリティッシュを思わせる柄を、壁紙やラグなどの要所要所に取り入れてみましょう。
花柄の壁紙を貼ったりテーブルクロスや絨毯を柄物にするだけでも、それらしくなります。
カナディアンワールド公園に行ってきました!
プリンスエドワード島のとほぼ同じ設計の赤毛のアンの家があってとても貴重なのに、今月末で閉園してしまうのが残念😔🏡
内装も凝ってて可愛かった💖
これまで入館無料で維持管理してくれた芦別市に感謝です👏✨ pic.twitter.com/mHC4SCDwXl— なな●◎○ (@7and15) September 15, 2019
柄を壁全体に取り入れることに抵抗がある場合は、剥がせるタイプの壁紙を一面だけに貼ったり、英国を思わせる柄のあるカーテンやソファを取り入れるなど、まずは少しずつ柄物に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
海外では色や柄を部屋の一部に使って上手に遊ぶことが多いですし、部屋ごとにクロスや柄が違うなどの遊び心もあると、それが日々の生活で楽しみの一つになり、暮らしを豊かにしてくれることがあります。
赤毛のアン風の内装にする方法4.小物を海外のものを取り入れる
お皿やティーカップなどの食器類やランタン、本、絵画、小物なども海外ならではのアイテムとして有効です。日本ではミニマル・ミニマリズムが流行るなど、ものを減らしていく傾向になりますがここはあえて海外風に小物、いわば ”暮らしのわき役” を取り入れることで、ナチュラル・カントリーのようなインテリアを演出することができるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまで、赤毛のアンの家の内装にする方法について解説いたしました。少しでもご自分の部屋を赤毛のアン風の内装にするイメージが湧いたでしょうか。
赤毛のアンの家風の内装にするには、以下の4つを意識してみましょう。
- 1.英国風の家具を取り入れる
- 2.部屋のベースカラーを白にする
- 3.英国風を思わせる柄物を取り入れる
- 4.小物を海外のものを取り入れる
これらを意識することで、赤毛のアン風の内装に一歩近づけることができることでしょう。
家に入ったらそこは赤毛のアン風の部屋…なんてロマンチックで素敵ですね。ぜひ今日から憧れのアンの世界観に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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