あなたの人生を激変させる「睡眠」―【序章】

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現代人は慢性的に睡眠不足

あなたは、日々の「睡眠」について深く考えたことはあるでしょうか?
実は精神、感情、身体のどの動きひとつをとっても「睡眠の質」に影響されないものはないと言えます。
しかし、世界中のあらゆる情報が目まぐるしいスピードで駆け巡り、人々が多忙になったことで「睡眠」は軽視され、削られて来たのです。
近頃「睡眠負債」という言葉も聞かれる様に、慢性的な睡眠不足に陥って睡眠の質が低下するという悪影響に苛まれている人は多く、調査によると西洋諸国に暮らす人々の平均睡眠時間は僅か100年前と比べて1.5~2時間も短くなっているそうです。

WHO(世界保健機関)が14年間に綿って657人の男性を追跡調査した結果:睡眠の質が低い男性は心臓発作を起こす確率が2倍に上昇。また実験期間中に発作を起こした確率は約4倍

睡眠不足の先に待ち受けることはかなり厄介です。

・免疫系の衰え ・糖尿病 ・ガン ・アルツハイマー病 ・肥満 ・うつ病 ・心臓病 等々

数え上げればきりが無いほどです。
調査によると、1晩寝不足になるだけで、2型糖尿病患者の様にインスリンが正常に機能しなくなる恐れがあるとか。
この状態は、老化の加速・性欲の減退・望まない脂肪の蓄積に直結します。

カナダ内科学会が発行する『Canadian Medical Association Journal』に掲載された実験:被験者全員が同じ運動+同じ食事をとっても、睡眠不足(毎晩6時間未満)のグループは、毎晩8時間以上眠ったグループに比べて一貫して体重や脂肪が減らなかった。

また、次の様な研究結果もあります。

アメリカ睡眠医学会が発行する『Sleep』誌に掲載された記事:14年間98000人を対象に行った調査結果によると、睡眠時間が4時間未満の女性は心疾患によって死期が早まる確率が2倍に高まる。

WHO(世界保健機関)が14年間に綿って657人の男性を追跡調査した結果:睡眠の質が低い男性は心臓発作を起こす確率が2倍に上昇。また実験期間中に発作を起こした確率は約4倍

治らないと宣告された病気 → あきらめ →「健康になるんだ」と決意

著者は、大学生の時に退行性骨疾患および退行性椎間板変性症だと診断され、一生治ることはないと諦めていたそうです。
出来ることは投薬とベットでの休息ぐらい。何人もの医師に診てもらったそうですが、同じ意見しか返ってこなかったそう。そして、その言いつけ通りにしていたところ2年半で20キロ以上太ったそうです。
しかし、そこで彼はあることに気づきます。それは「自分に何ができるかを最終的に決められるのは自分以外にいない。」ということでした。
彼は「健康になる」と決意します。
そして、食生活を見直し、毎日運動の時間を設けます。すると、自然と早寝早起きが習慣になったそうです。
こうして「正しい食事」+「正しい運動」+「正しい睡眠」を習慣にすることで、体重は減少し、身体の痛みも消えたそうです。そして9か月後には治療のしようがないと診断されていた病気までがきれいに治ってしまったそうなのです。
健康を取り戻した彼は、体力強化や体調管理を指導する仕事を始めます。10年近くのキャリアを積んだ頃、ある疑問に行き当たります。
彼のアドバイスに従って食事を変え、運動を取り入れているにも拘わらず、結果が芳しくないクライアントが一定数いるというものでした。徹底した食事管理を行い、やりすぎと言えるほど運動しているのに、ホルモン機能は最適化できず、血糖値も安定せず、体重も減らない。成果につながらないため結局途中で諦めてしまう。こんなケースです。
なぜ結果が出るクライアントと結果を出せないクライアントがいるのだろう?
この謎が解けないまま10年近くが経ち、彼はようやくその原因となりそうなライフスタイル要因について調べ始めました。

遺伝子の影響を好転させる方法


遺伝子が私たちの健康にとって大きな役割を担っていることは事実です。私たち自身のすべてが遺伝子によって支配されているという考え方も広く世の中に浸透しています。
しかし「遺伝子で始まり遺伝子で終わる一生は絶対にない」と著者は言います。
科学の世界では、従来とはまったく異なる視点で遺伝について研究する「エピジェネティクス(後成遺伝学)」と呼ばれる遺伝子の制御の外側に向けた研究が盛んになりつつあり、それによって驚くべき事実が明らかになったそうです。
実は、世間に浸透している考え方とは裏腹に、遺伝子が私たちの健康、外見、性格を直接支配しているわけではない遺伝子は設計図の様なもので、その設計図の範囲内でどのような人間に形づくられるかが決まる、という事実です。
以前は、私たち人間に共通する遺伝子の数は10万以上とされていたそうですが、調査の結果、大幅に下方修正され2万~2万5千個だということが明らかになったのです。今後も研究が進めば、共通する遺伝子数はもっと減るだろうと考えられているようです。
今現在分かっているところでも、人類共通の遺伝子が2万5千個以下。なのに、私たちの見た目にはこれほどのバリエーションがあり、健康の程度や生き方も千差万別です。
なぜ人によって、これほどまでに違いがあるのでしょうか?
端的に言えば、個々を取り巻く環境、個々のライフスタイル、個々の下す決断によって、発言する遺伝情報が決まるからなのです。病気になる遺伝子は誰でも持っています。がそれが一生発言しない人もいます。逆に健康で身体が正常に機能するための遺伝子は誰もが持っていますが、その恩恵にあずかれずに苦労する人もいます。
喫煙を思い浮かべてください。今の時代タバコが健康被害をもたらすことは広く知られています。喫煙習慣によって身体に物理的な変化が生じれば、発現する遺伝子は当然変わります。
毎日口にする食べ物についても同じことが言えます。私自身が選択する食事で、外見(体型)や気分が変わります。
日々の習慣によって遺伝子の外側が私たちの身体に影響するのですから、「睡眠」にも当然影響が及びます。むしろ睡眠の質に対する影響の大きさは、外見や気分の比ではありません。

神経学と神経科学専門誌『Current Neurology and Neuroscience Reports』:「睡眠はDNAとRNAの機能に対して重要な役目を担う」
「後天的に遺伝子の発現に変異が生じるという仕組みは、確実に体内時計によって制御されている」

この報告では、私たちの身体に現れるものの質を決めるのは睡眠であるとまとめられています。

睡眠は量より

話を少し前に戻しましょう。著者のクライアントで結果が出なかった人たち、彼らひとりひとりに潜む後天的な影響を明らかにするため、分析を始めたそうです。
クライアントに仕事のこと、人間関係のこと、朝起きてから夜寝るまでの間に習慣となっている行動について尋ねたそうです。彼らの日常生活について分析し、血液検査やホルモン検査の結果を見たところ、ひとつのことが明らかになったそうです。結果を出せずにくるしんでいるクライアント全員が、「睡眠」もしくは「ストレス」に大きな問題を抱えていたそうなのです。そして、ほとんどの人がその両方の問題を抱えていたそう。
ストレスに対処する方法は沢山ありますが、睡眠を改善する方法となると「ゆっくり長時間眠る。8時間以上。」ぐらいしか見当たらないですよね。しかも長い時間寝ても疲れがとれずに寝起きが悪い・・・こうした気持ちで起きている人が沢山います。そこで、睡眠の量ではなく睡眠の質を大幅に改善する方法を提供し、クライアントに実行してもらったところ、
これまで結果を出せずにいたことが嘘の様に、次々と改善して行ったそうなのです。彼らの睡眠の質を上げることで、肉体や思考が大きく変わり、人生の成功を手にするほどになったというのですから、驚くばかりです。

最高の脳と身体を手に入れる

冒頭で述べましたが、近代~現代は誰もが忙しく、休息もそこそこで活動する時代が続いて来ました。
それが普通になった今、ふつうはこう思うのではないのでしょうか?
「ゆっくり寝ている暇なんてない。」「仕事のパフォーマンスはどうなる?」「生産性や成果を上げるには睡眠時間を削った方がいいのでは?」
これらの質問には完璧な結論があります。

結論:十分な睡眠をとらずにいると、何をするのも遅くなり、創造力が衰え、ストレスが増大し、仕事のパフォーマンスが下がる。

つまり、十分な睡眠をとらずにいると、私たちは自分の持っている能力の一部しか使えなくなってしまうのです。
仕事だけでなく、勉強も同様です。
人は皆、健康な身体のもと、幸せで充実した人生を送る権利があります。
その鍵を握るのが良質な睡眠と言っても過言ではありません。

では、最高の人生を送るための良質な睡眠を得られるようになる具体的は方法にはどんなものがあるのでしょうか?
これらの方法を自分に当てはめて実行に移せば、人生が一変します。
次回以降、少しずつお伝えして行きたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

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