古民家Rebornプロジェクト<番外編>-リノベーション現場に潜入編

インテリア

今回は、古民家Rebornプロジェクト番外編です。
この記事を書いている私は、土屋と申しましてココクラメディアの記事執筆をお手伝いさせていただいている者です。

先月までは、SEOに特化した記事を書いていたのですが、サイトを閲覧してくださる方が増えてきたことに伴い、今月からはもっとココクラについて、ひいては運営会社であるラジエルについてお伝えしたいと思いブログを書かせていただくことになりました。

さて、シリーズ化している築99年の古民家Rebornプロジェクトですが、今回はプロジェクトを進めている側ではなく、第三者の目線からまとめさせてもらおうと思います。
築99年の古民家Rebornプロジェクトをまだ読んでいない方は下記より一度読んでみてください。
【築99年】古民家Rebornプロジェクト〈その1〉―「残したい・・・。でも、どうしたらいいのか?」
【築99年】古民家Rebornプロジェクト〈その2〉―「困りごとは何ですか?」
【築99年】古民家Rebornプロジェクト〈その3〉―片付けスタート
【築99年】古民家Rebornプロジェクト〈その4〉―キッチンのお片づけ―
【築99年】古民家Rebornプロジェクト〈その5〉―不要な布団は急いで処分を!!放置は厳禁✖✖✖―

おさらい

まず、古民家Rebornプロジェクトをおさらいしましょう。
今回対象となる古民家は、築99年も経過しているMさん邸。
80代と70代の夫婦2人暮らしです。
約70坪の2階建て古民家と蔵のお宅で、来年で100年目を迎えるにあたり、愛着のある家をできれば身内の誰かに受け継いでもらいたい、残していきたいという思いで、ココクラメディアの運営源であるラジエルへお問合せくださいました。

ラジエルとは?

今回、Mさんよりお問合せをいただいたラジエルは長野県坂城町と長野市で、オーダーカーテンの製造や、「しあわせなココロをクラフトする」がテーマの店舗の運営を中心に事業を行っています。
その他にも、

  • ”貼るだけ・置くだけ・掛けるだけ”お部屋の着せ替え(壁紙・カーテン・照明・ラグマット・インテリア雑貨のトータルコーディネート販売)インテリアのDIY指導。
  • 住宅やサロン、店舗のインテリア、ロゴ、サインなどのデザイン・施工。
  • 『カーテン着せ替え放題』(季節や気分でいつでもカーテンを取り替えられるサブスクリプションサービス)
  • 収納企画トトノエ堂さまとのコラボレーションで、片づけと模様替えのオンライン講座【トコトコレッスン】
  • LTER(エルター)活動(個人が空いた時間に得意を活かして活動する新たな時代の働き方)支援。
  • ”ココクラ読書会”などの各種講座、セミナーの開催。
  • 異業種(個人、法人問わず)とのコラボイベントの開催。

など様々な事業を行っています。

その中のひとつとして、ショップ同様、「しあわせなココロをクラフトする」をテーマにお部屋の着せ替えや内装のリノベーションなども行っています。
事業の実績をご覧になりたい方は、以下よりご覧ください。
ココクラプロジェクト【第一弾】『タイルカーペットのDIY』を開催しました!
【激変DIY】娘さんへのバースデープレゼントは『お部屋の着せ替え』!
【高級感たっぷり】ウイリアムモリスのカーテンで光洩れを防ぎたい【オリジナル部品も作りました!】

築99年のリノベーション現場へ潜入

月に一度行われている築99年の古民家Rebornプロジェクト。
まずは、話には聞いていた古民家と対面したのですが、最初は敷地の広さと建物から感じられる雰囲気に圧倒されました。


まるで、トトロの世界に迷いこんだようです。

全体図


上から見るとあまり伝わりませんが、実際に現場で建物を見ると圧巻で、一般的な住宅の坪数が40坪くらいとして、悠々と6軒は入るほどの広さです。

母家(生活スペース)

1年前まで営業していた酒屋の面影が残っています。

母家の廊下からは、築99年の風情を感じます。

母家(2階)

昔ながらの階段を登ると2階があらわれます。


2階はかなり広く、昔はお店のお手伝いさんなど、最大で20人が寝泊まりしていたそうです。
中を見るとその人数が寝泊まりできたことに納得しました。

2階からの景色も風情がありますね。

冒頭にも書いた通り、Mさん邸はほんの1年前まで酒屋を営んでおられました。
そのため、車が悠々と4台は入る蔵も残されています。


 

建物に込められた想い

ここまで紹介してきた古民家は、Mさんが生まれ育った頃から住まわれてきたお家です。
昨年までは、Mさんのお父様が始められた酒屋を営んでおられました。

地元の老舗旅館などのお酒を卸していたそうです。
昔の話を聞くと、Mさんは嬉しそうに話してくださいました。

会社や親戚の集まる場所になっていた

この古民家が建てられたのは、99年前、酒屋さんの本店は街中ではなく、山の方にあったため街中へお酒を納品する際にいつも苦労していたそうです。
当時は馬車を引いて街中に出てきて、納品し終わると空はもう既に薄暗く、そんなことからこの家が建てられることになりました。
それからは、会社の社員さんや親戚の子供たちなど、街中に出てきた人たちの集まる場所になっていきました。
今は、Mさんご夫婦しか住んでいないにも関わらず、これだけ広い敷地があるのにも納得できます。
Mさんのお話を聞いている最中も、「昔はたくさん人がいたんだよ。」と何度も口にしておられました。

そんな想いのつまったこの場所を、次の世代に引き継いでいきたい。できることなら、また人の集まる場所になって欲しいとのことでした。

酒屋で使われていたもの

建物全体からは、酒屋がまだ営業しているかのように様々な物品が出てきます。




当日に行われた作業

片づけ当日は半日を使って、主に2つの作業が行われていました。

キッチンの片付け

昔、20人ほどが寝泊まりしていた頃に使われていた食器・用具類、当たり前ですが尋常ではない量でした。
2人暮らしの現在では使わないものばかりなのですが、Mさんからすると思い出の詰まったものばかり。
ひとつひとつの食器を手にする度に、様々なエピソードが漏れ出てきました。

母家と蔵の間のスペースの片付け

まずは、スペースにあったものを全て外に出した後、選別を行います。
スペースからは大量の物品が出てきました。昔のお弁当箱、40年経過した漬物、せいろの調理器具などなど。
その後はひたすら、いらないものをゴミ袋に詰め、いるものは蔵に移すという作業を繰り返していました。


現場に潜入してみて

今回現場に潜入できて本当に良かったと感じます。
これまで古民家Rebornプロジェクトをブログで欠かさず読んではいましたが、現場に行ってみると今回取り組んでいる古民家の壮大さ、それに伴う片付けの大変さがよく分かります。
また、リノベーションを行う前にまずは片付けが必要ということもです。

古民家自体は、敷地も広く建物や周辺の風景にも風情が感じられますが、その分既にあるものの片付けにはとても時間がかかります。
ブログで見ていると、どんな風にリノベーションされていくかをワクワクしながら読めますが実際現場では果てしない片付け作業が続けられています。

人が集まる場所へ

先程、Mさんの想いにもあったように、古民家を再び人が集まれるよう活用して欲しいとのことでしたが、現在では様々な職業や属性の人たちが、この古民家Rebornプロジェクトに携わってくださっています。
ラジエルさん、Mさん夫婦、片付けの専門家、建築に関わる方々、都会から地方への移住を考えていて古民家を見学に来たご夫婦、古民家活用に興味がある方々。
ラジエルさんが古民家Rebornプロジェクトをスタートして、約4ヶ月、少しずつ人が集まる場所作りが進んでおり、様々なことができると思います。
・古民家バル
・古民家の宿泊施設
・ヨガ教室
・コワーキングスペース
・レンタルオフィス
などなど。

ラジエルさんとしても、現場に来てプロジェクトを見学してもらうのも大歓迎です。興味のある方は0268-81-7090、もしくは、raziel@citrus.ocn.ne.jpまでご連絡ください。

ラジエル代表の滝澤さんについても記事にまとめておりますので、よろしければご覧ください。

まだまだ片付けは続きますが、来月もブログにまとめますのでお楽しみにお待ちください!。
それでは失礼します。

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